初めてボルダリングジムに行く人や荷物の多さに戸惑う人へ、準備不足で練習前に慌てた経験はありませんか。
何を持てば快適に登れるか分からないと、忘れ物や無駄な荷物でストレスになります。
本記事ではジムと外岩それぞれで本当に必要なアイテムを厳選し、レンタル可否や選び方のコツまで具体的にお伝えします。
シューズやチョーク、タオルといった基本品からクラッシュパッドやファーストエイドなど外岩向け装備までカバーします。
まずはチェックリストを確認して当日の最終確認ポイントまで一緒に整えていきましょう。
ボルダリング持ち物チェックリスト
初めてジムや外岩に行く際に、何を準備すればよいか迷う方は多いです。
ここでは必須の持ち物をわかりやすくまとめます。
動きやすい服装
ストレッチ性のあるトップスとパンツを選ぶと、腕や脚の動きを妨げません。
汗をかきやすいので、速乾素材のものが便利です。
あまりだぶついた服はホールドに引っかかるので避けてください。
クライミングシューズ
シューズは足の感覚を左右するため、できるだけぴったりめを選ぶと良いです。
慣れていないうちは少し余裕を持たせたサイズでも問題ありません。
| タイプ | 特徴 |
|---|---|
| フラット | 初心者向け 履きやすい |
| ラウンド | 中級者向け 足先の精度が高い |
| ダウントゥ | 上級者向け 小さなホールドに強い |
ジムではレンタルシューズがあることが多いので、初回は借りてみるのもおすすめです。
チョーク
手の滑りを防ぐために必須のアイテムです。
粉タイプと液体タイプがあり、好みや使用感で選んでください。
粉タイプはホールドを早く乾かす一方で、ジムで使用制限がある場合もあります。
チョークバッグ
チョークの持ち運びに便利で、腰に付けて素早く手を拭けます。
- チョーク本体
- 小さなブラシ
- 予備の指用テーピング
- 鍵や小物が入るポケットつき
腰に固定できるタイプを選ぶと動作が安定します。
タオル
汗拭き用と、チョークを落とすための大きめのタオルを用意してください。
小さめのハンドタオルはウォームアップや終了後の拭き取りに便利です。
飲料
こまめな水分補給で集中力を維持することが大切です。
夏場はスポーツドリンクを用意すると電解質補給に役立ちます。
テーピング
指や皮膚を保護するためのテーピングは、持っていると安心です。
用途に応じて幅や伸縮性のあるタイプを使い分けてください。
絆創膏
擦り傷やマメができたときにすぐ対応できるように用意しておきます。
小さめのものと、切れるタイプを数枚持っておくと安心です。
爪切り
爪が長いとホールド操作に支障が出るので、事前に整えておくと良いです。
ジムで切る際は他人に迷惑をかけないよう周囲に配慮してください。
着替え袋
汗で濡れた服を分けて持ち帰るための防水バッグは便利です。
着替え一式と洗濯ネットを一緒に入れておくと管理が楽になります。
ジムでレンタルできるアイテム
多くのクライミングジムでは、必要なギアをレンタルできるため手ぶらで訪れても問題ありません。
初心者や旅行中の方にとって、レンタルは入門のハードルを下げる便利な選択肢です。
クライミングシューズ
クライミングシューズのレンタルは最もポピュラーなサービスで、サイズ違いを試せる利点があります。
最初はフィット感を確認するために短時間から履いてみると安心です。
| サイズ感 | レンタル時のポイント |
|---|---|
| ゆったりめ 標準 タイト |
必ず試着 つま先の余裕をチェック スタッフに相談 |
レンタルシューズは種類が限られるため、長時間やハードなトライには自分の一足があると快適です。
足に合わない場合は無理をせず、サイズ交換や別モデルを頼んでください。
チョーク
チョークは手汗対策に欠かせないアイテムで、多くのジムが粉チョークや共有ボトルを用意しています。
- 粉チョーク
- ブロックチョーク
- リキッドチョーク
用途や好みによって選べますので、まずはレンタルで感触を確かめるとよいです。
液体タイプは持ち運びが便利で、バラまきにくいメリットがあります。
タオルレンタル
タオルレンタルを行っているジムもありますが、多くは有料で数百円程度の場合が多いです。
衛生面を重視する方は自前のタオルを持参することをおすすめします。
小さめのハンドタオルがあると汗拭きや手直しに便利で、予備のタオルを1枚用意すると安心です。
レンタルの有無や料金は施設によって異なりますので、事前に公式サイトや電話で確認してください。
外岩で追加する持ち物
外岩でのボルダリングはジムとは違う準備が必要です。
落下のリスクや天候の変化を考慮して、装備を少し多めに持っていくことをおすすめします。
クラッシュパッド
クラッシュパッドは外岩で最も重要な装備の一つです。
着地時の衝撃を吸収して、怪我のリスクを下げる役割があります。
| タイプ | サイズ目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| シングル | 120×90cm程度 | 軽量で携帯性に優れる |
| ダブル | 150×120cm程度 | 着地面が広く安心感がある |
| 折り畳み式 | 多段折りでコンパクト | 運搬がしやすい |
ルートの高さやチームの人数に応じてサイズを選ぶと良いです。
複数枚を連結して配置することで危険箇所をカバーできます。
搬送時にはショルダーストラップや背負い方を工夫して、長距離移動でも疲れにくくしてください。
ブラシ
ホールドの砂や苔を落とすためにブラシは必須です。
ナイロン製と真鍮製がありますが、岩の材質や汚れ具合に合わせて使い分けると良いです。
ナイロンブラシは表面を傷つけにくく、真鍮ブラシは頑固な汚れに強いです。
使いすぎると岩を痛めることがあるため、優しく払うように掃除してください。
ファーストエイドキット
外岩では小さな切り傷や捻挫が起きやすいのでファーストエイドキットを用意しましょう。
絆創膏、消毒液、包帯、テーピングテープなどを揃えておくと安心です。
シーンに応じて鎮痛剤や虫刺され用の軟膏もあると便利です。
使用方法に不安がある場合は事前に講習を受けるか、経験者と同行することをおすすめします。
携行食
外での長時間の行動に耐えるため、携行食は必ず持参してください。
以下におすすめの携行食を挙げます。
- エネルギーバー
- ナッツ類
- ドライフルーツ
- サンドイッチ
- チョコレート
素早くエネルギー補給できるものを中心に選ぶと効率的です。
暑さや寒さで劣化しやすい食材は保冷や防寒を工夫して持ち運んでください。
防寒着
外岩は天候が変わりやすいので防寒着を一枚持っていくと安心です。
ダウンジャケットや軽量のフリースは保温性が高く、休憩時に役立ちます。
薄手の防風シェルを重ねることで風を遮りつつ体温を維持できます。
コンパクトに畳めるものを選ぶとパッキングが楽になります。
持ち物の選び方
持ち物を選ぶときは安全性と快適さを優先すると安心です。
目的や行き先に合わせて、必要最低限のアイテムを効率よく揃えることが大切です。
サイズ基準
服やシューズは動きやすさを最優先にして選んでください。
特にクライミングシューズは足に合わせた微調整が重要となります。
- クライミングシューズはぴったりかややタイト目
- ウェアは伸縮性のある素材で窮屈感のないもの
- チョークバッグは腰回りで安定するサイズ
- タオルや着替え袋は必要な分が入る余裕
素材と耐久性
屋内外を問わず、摩耗しやすい装備は耐久性の高い素材を選ぶことをおすすめします。
例えばシューズはレザーや合成素材の補強部分を確認して、つま先やヒールの耐久性をチェックしてください。
ウェアは速乾性と通気性のバランスが良いものが汎用性に優れます。
またバッグやチョークバッグは縫製の補強具合とファスナーの品質も確認すると長持ちします。
グリップ性能
ホールドやシューズのグリップは安全性に直結しますので、性能を重視してください。
| 評価ポイント | 選び方の目安 |
|---|---|
| 摩擦力 | 高いグリップを優先 |
| 表面感触 | 滑りにくい加工 |
| 持続性 | 摩耗に強い素材 |
表面の感触は実際に触って確かめるのが確実です。
また、外岩では泥や砂によってグリップが変わるのでメンテナンス性も重要になります。
携帯性
持ち運びやすさは意外と利用頻度に影響しますので軽さと収納性を確認してください。
クラッシュパッドや着替え袋などかさばるものは折りたたみやストラップでの運搬がしやすいかを見てください。
小物類はポケットやメッシュで仕分けができると現場での取り出しが楽になります。
その場の行動を想像して、本当に必要かどうかを最後に見直していただくと良いです。
当日の最終確認ポイント
出発前に持ち物と予約状況をざっと確認してください。
クライミングシューズ、チョーク、チョークバッグ、タオル、飲料、着替え袋などの必須アイテムが揃っているか確認しましょう。
体調と睡眠、当日の水分補給計画も忘れずに点検してください。
ジム利用なら受付時間と会員証、外岩なら天候とアクセス情報、同行者との集合時間を確かめてください。
スマホの充電、鍵や現金、簡易応急処置用品の有無もチェックしておくと安心です。
最後に短時間で軽くストレッチをして、集中して楽しめる状態で出発してください。

